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Aqua Terra
作詞 suzuro
僕とはもう関わらないほうがいい
怒涛の如く言い放って去った
納得などいくはずがない
だって私には言ってない気持ちが残っている

初めて気持ちを表したのは
出会って二年目の別れの手紙
あなたの記憶に残る最後のチャンスと
目一杯の思い出と好意を示した
この時離れ離れになっていても
きっとゆっくりと引き寄せあっていたと思う
初めて二人で飲んだ
夕方のリーマンのおっさんに囲まれて
元気なおばちゃんにビールを注文
2軒目は夜の大人達に囲まれて
緊張感と懐疑心のなかスペアリブを頬張る
帰りの駅の改札口で手をつながれた
初夏の夕暮れはスタバで
パラソル倒しながらコーヒー飲んだ
殻に閉じこもる君と再会の盃
少し打ち解けたね
京都の暑い夏 約束のかき氷
焼き鳥予約してくれた
近寄ったり離れたりしながら
無風橋の夜を楽しく歩いたね
迷いや悩みは真顔で話聞いてくれた
ツボにはまるの可愛いの
私の名前を呼んで何度も大好きって言ってくれた

激動の夏が終わり感傷の秋
少しずつ溝を埋めていった冬
寒い河川敷ドキドキの初めての口づけ
嬉しくて穴掘る君
恥ずかしさでお互い無言で帰った
仲が戻ってきた頃ヘッドホン見に行ったね
とにかく夢中な君
ヘッドホンと私どっちが大事なの
と聞きたくなったけど飲み込んだ
電話で待ってるって言われたら
走って会いに行った
若者にちら見されながらも
体を寄せ合って戯れた
メールで約束の待ち合わせ
毎日うきうきして向かう
ときには勘違い思い込みすれ違い
そのたびに怒っては仲直り
おだやかな春には満開の桜の木の下で
二人だけのお花見したね
来るか分からない別れを惜しみながら

春は川沿いを歩いてベンチ
たまにしか話せなくなったから
ただ二人でおしゃべりするだけで楽しいね
夏には飛び石を渡ってベンチ
暑い日には練乳アイスで一息ついて
蚊に噛まれても西日がさしても
嵐が来ても全てが貴重な時間
旅行に行ったら写真を送った
遠くてもそこにいるように
夏の終りには準急でくっついて
心も体もあったかい
世界一乗り心地のいい電車だった
ピンクの髪飾りに身代わり人形
腕時計におまもり
痕跡はそこかしこに散らばる
駅に屋上に郵便局
駐車場に時計屋に自動販売機前に柱の影
何気ない日常にあなたの姿が散らばる

種火が吹いて
しばらく会わないって言ったら
それならもう会わない方がいい
見損なったそんなものかと
ただ傷つける言葉を言い放って
今までありがとうと切り捨てて終り
もう会えないなら僕は無理って
そっぽ向かれる度にダメージくらう
きっとあなたには計り知れない痛み
勇気を出しておはようって言ったら
遠慮がちに おはよ
一緒にいたら楽しいっていうのは
幻想だったのかな
別れ際に本性が出るなら
あなたはわたしの心をえぐる氷の刃
ずっと大切にしたい人で
わたしの弱み

真顔でも空笑顔でも顔を合わせると
一言でも交わすと沸き上がる
あなたの笑顔をもっと見たい
肌が覚えてしまってる生の感覚
あなたはどんな気持ちで過ごしているの

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル Aqua Terra
公開日 2018/10/09
ジャンル 詩(ポエム)
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