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RED
作詞 母
だんだん目が回って
夕焼けが燦々空に散っていった
滲み出す雲に言葉が出なくなるのは何故?

遠回りの近道と 廃り果てた線路
湿った手を掴んだまま 速足で進む
互い違いの畦道が 水みたいに揺らいで
蝉の音を暈したまま 立ち尽くしていた

夏が昨日を通り越していく
草の匂い にわか雨の温度 混ざりあったら
僕らが今日まで知らない日々は
数え切れない 鱗雲の奥で 確かに呼んでいる
泥に塗れた僕の手を拒むように
難しいってはにかんだ 君と僕とじゃ違うから


だんだん目が回って
夕暮れが燦々空に散っていった
思い出す程に 言葉が出なくなるのは何故?
道連れに賛成なら笑って
疾っくに遠くに離れた君はただ
見たことの無い色に染まった 瞳で

あぁ、瞬きの一つもしないまま
大人なんかには分からない 色を見ている

あぁ 解け落ちていく
燃ゆる日の秘密を
鮮やかに閉じ込めて
忘れよう
色褪せぬように
もどかしさと一緒に
思い出してしまわないように

遠回りの帰り道に通り風が吹いて
一人ぼっちのサイレンが 響いては消える
変わり果てた蝉たちの 叶わなかった想いを
終わった夏の正体を 僕達は知らない
西日の奥から 太陽の影が這っていく
暮れ泥んでいく今日が もう少しで 終わるから

だんだん目が回って
夕映えが燦々目に滲んでた
当然だったのに 涙が落ちていくのはなぜ
約束はさんざっぱらに舞って
手を振り 遠く離れた君はもう
僕も同じ色に染まって 忘れよう

あぁ、さよならの一つもしないまま
大人なんかには解らない 色を見てた


今日の日のことも

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歌詞タイトル RED
公開日 2016/12/26
ジャンル ポップス
カテゴリ その他
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