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電車一人旅
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作詞 ΑGITΩ |
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自分を知るため旅に出るとする
タッチするだけじゃ通してくれない改札
切符は片道分だけ 戻れないとしたらどうする?
本当の自分を知ったとして
それまでの自分はどこへ行っちゃうの?
電車は線路に沿ってしか進めないらしい
窓から眺めた景色の中に
懐かしさが寂しさと一緒にいた
思い出すことと悲しむこと
今の僕には違いが分からない
揺れる揺れる 小気味いい音
一つだけのリズムを探した
当たり前の足踏みが
かけがえのないものだと知る
旅先は一体どこなの?
時刻表なんてものは最初からないわけで
道連れもいなくて 一人ぼっちの冒険
本当の自分はいなかった
そんなオチは大体読めてて
電車は終点まで行かずに折り返したようだ
箱の中の人混みを見ると
喜びと虚しさが一緒にいた
生きていることと忘れていくこと
今の僕には同じにしか見えない
揺れる揺れる 小気味いい音
一つだけのリズムを見つけた
道を作る足跡が
欠かせないものだと知る
出来るだけゆっくり進みたい
大器晩成な人生でいいから
勇気を出して痛い目に遭うのは自分だから
けど誰よりも歩き出したい自分もいるんだな
揺れる揺れる 小気味いい音
自分だけのリズムを奏でる
足踏みや足跡が
価値のあるものだと知る
揺れろ揺らせ 楽しい音
自分だけのリズムが生きてる
好きな歩幅でいいから
とりあえず歩いてみよう
電車を降りて帰ってきた
見慣れた景色や人混み
見飽きたと言ってもいいほど
けどそこが帰るべき場所
ただいまと言える場所
ここが僕にとっての終点
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