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雨花火
作詞 亜緒
誰もいなくなった
花火大会 終わったのを見計らって
雨が強くなったね
音を立てる河川敷で
君とわたしだけ タバコが灯した

さっき買った花火を広げて
せーので火を点けたんだ

綺麗!湿気った黄色が
世界中でここだけが明るいよ
煙を溜めた傘の中で
嬉しそうにむせている顔が
少し見えた

トラックがやって来た
暗闇の中 いい大人がかくれんぼ
あのときみたいだと
好きになることはないけど
君は最後の一本をくわえて

もう終わった花火を投げたら
真っ赤に燃え移ったんだ

綺麗!そんなこと思った
広がってバケツまで溶けてくよ
ぼーっと立ち尽くしてるのは
怖いからじゃない
だって 夏が始まった

待って、心細くなった
青くなってく君が見えないよ
目の前でどんどん育つ
わたしだけの夏が育ったんだ

目が覚めたら

ペットボトルのお茶をかけた
雨ざらしの残骸
わたしの夏が今日終わる

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 雨花火
公開日 2016/09/05
ジャンル ロック
カテゴリ
コメント 今年一日だけの青春ごっこをした歌です。
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