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ためいき
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作詞 安吾 |
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最終電車でひとり あの日へと揺られていた
窓に映るぼくの姿 触れてみたら冷たさ伝う
日々に疲れ光を求め この手伸ばすも眩しさ故に逸らした
溜め息白く染まり
遠くに広がる世界にも同じ色を重ねていく
気づいていた 今ならわかるから
与えられるだけじゃ成り立たぬこと
時を巻き戻して
朝焼け闇夜を溶かし 新たな日を連れてくるよ
逆らう時とひとの流れに ぼくのこころ負けぬように
意味を求め扉を塞ぎ 闇を抱え君の声すら遠ざけた
満たされず空っぽだよ
どこかに君との想い出を見つけては泪する
言えなかった 素直になれなかった
言葉にしなければ伝わらぬこと…
時を取り戻して
空に向かう青い風船 きっといつかは
遠く想い出にしたくない 今でも君に逢いたい
「溜め息つく数だけ 遠くに幸せ逃してく」
今も君の口ぐせかな
想い出にはまだ早すぎるけれど
いつか巡り合えるときがくるから
それぞれの向こうへ
溜め息風に乗せて
こぼれる泪を拭い去りひとつ歩み進めていく
白い明日に重ねるぼくの色は
希望に満ちている そんな色だよ
それぞれの向こうへ
ありがとうとさようなら
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