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待ち人
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作詞 ウィンター |
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湿気がひどくなるほど雨が降りだす
待ち人はいつも道端で一歩も動かない
儚げな笑顔が見たくて待つのだろうか? きっと違う
好きな人にずっと逢いたくて逢いたくて待つのだろう
楽しげに咲く花もいつしか散り 分かっていた事も消えていく
気まぐれのように雨はいつも僕らに何かを伝えてくる
本当は言葉で言う事も 雨は無上に降りつづける
虹がひかりを解き放つ ありのままに
水たまりが空色を映しだす ありのままに
辛い事なんて吹き飛ばしてくれそうな爽快な空
何もかも置き去りにして 靴もいらない 走り出せ
道が霞んで見えなくなってきても 耳を塞げば聞こえるだろ?
今までの足音が身代わりになって未来を教えてくれる
暗闇も切り裂いて 抜け出す 夜の向こう側へと走る
一歩も動かなかった待ち人も灯火が消えるように歩き出した
君という待ち人 距離が伸びていく 解ける手のように 過ぎてく
どれくらい走っただろうか? もう何だっていい 逢えるのならば
ほら、着いた 君という名の終着点 笑顔が舞い上がる
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