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ライン
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| 作詞 ビスケット |
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いつのまにか引いてた 自分で勝手に決めた限界のライン
少し余裕もって引いてるけど 僕ってこんなもんかって思う
ちょっと遡って 忘れたことも忘れた昔の話をしましょう
心の引き出し ラベルは「幼少期」 あさってみたらすぐ
昔の夢が出てきた なんか余計なモンいっぱいくっついてる
「利益」とか「学力」とか「ずる賢さ」とか いっぱい
そうして埋もれちゃったから 引き出しに放り投げたんだ
今の僕は それらがくっついた夢は重くて持ちたくない
だけど 剥がしたら夢が裂けちゃいそうで それも怖い
早いうちにその夢は放っちゃったわけだけど
難易度が高いとか 限られたヤツしか無理っていうけど
じゃあ どうしてその職が存在するんだ
じゃあ どうして成功するヤツが出てくるんだ
もう少し昔の話を続けましょう
小学校の文集に一本だけ引かれた赤いアンダーライン
それは僕の夢ではなく クラスで一番できるヤツの夢
「内閣総理大臣になりたい」
あの時 わざわざラインまで引いて友達と散々笑ったけど
こいつ自信もって言えていいなってホントはちょっと思ってた
そいつ今どうしてるかな ぼんやりしながら線を消す
ちょっとずつ 重くなってった僕の夢
埋もれてもずっと光ってんのは なんでなんだろう
本当はずっと 見つけてもらいたかったのかもしれない
誰かに言うわけでも 努力してきたわけでもないけど
僕だってやればできんじゃないかって 錯覚なのかなぁ
僕は今 何が欲しいのかな 何をすれば始まるのかな
僕の前に引かれた限界ライン それは未知との境界線
重たい夢を放ったら それはいとも簡単にラインを超えた
僕は線を引きなおす 赤くきれいに引きなおす
「内閣総理大臣」の下に引いた線とおんなじ太さで
そしてラインの前に 「START」ってでっかく書いてやった
もうすぐ ピストルが鳴る時がくる
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