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自己クライシス
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作詞 小林庵 |
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口に出した瞬間 今まで押さえ込んでいたものが崩れた
それが恐怖なのか 焦燥なのかは不確かだけど
ここでしゃがみこんでる非力な僕の願いなんかじゃ変わらない
届かない距離も 不安と連れ立つ毎日も
携帯電話の小さな画面の中に
洪大な星空を映し出すように
きっと不可能なことなんだ
僕が強くあること
前を見ることも戻ることも恐れる僕に
出来るのはせいぜい眼を閉じ
闇雲に走ることだけ
君に近づけているのかな?
明日がとても怖くなって
自分を強く抱きしめた
同じ強さで君を
抱きしめられたらいいのに
耳の奥で甦る君の楽しそうなお喋り
泣きながら呼んだ君の名前は
思ったより小さくて
頼りないまま静かに消えた
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