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夾竹桃
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作詞 思 |
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生まれてきた意味を探してたら
いつのまにか俯いてて
そろえた足の 小指の傷も
もう感覚がないくらい
痛いことが存在ではないと
気づいたのは昨日のこと
ショートケーキのいちごみたいに
目の覚めるような 紅
なまぬるい優しさを
かきあつめたら 強くなれる気がしてた
きらきらの世界で ただ
自分の弱さに顔を歪めて あたしは座り込んでいるだけ
生まれてきた今日が過ぎ去ったら
また日常に戻ってく
綺麗なことば並べてみたら
あたしもそうなれるのかな
通い慣れた駅のホームからは
どこへだって行けるはずで
だけどここから 進めないまま
空の明るさに 眩んで
わがままな言い訳も
つなぎ合わせて 正しいこと にしていた
淋しいわけじゃない ただ
広すぎる部屋に風が吹くから おもわず蹲ってしまうの
なまぬるい優しさを
かきあつめたら 強くなれる気がしてた
自分が大切なだけ 自分を嫌いになっていって
あたたかな幸せを
探せないのは あたしの所為なのに
全てを否定して もう
大切なものさえもわからずに あたしは
立ち尽くしているだけ
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