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かざはな
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作詞 思 |
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白を含んだ水筆で あおいそらを辿る
氷の街を駆け抜けて きみが鳴らした冬の音
神風がほどけて
柔らかな髪と 白い羽根を揺らす
「寒いね」と呟く声がきらめく銀の鈴
空にとけてく言の葉を 物珍しげに追いかけて
冷たいてのひらも
そっと繋いだら ぬくもりに変わるよ
寒がりなくせに はしゃぎまわって
きみは無邪気なゆきうさぎ
ふわふわと笑って 春を連れてくる
あおに 舞い散るのはかぜのはな
閉じ込めて凍りついた花片も
きっと 咲き誇るときがくるから
太陽になんてなれないけれど
触れてくちづけて きみを温めるよ
気まぐれひつじがふて寝して 細雪を散らす
凍える冬を駆け抜けて きみが見つけた花のいろ
少しの温もりも
ぎゅっと繋いだら ひだまりに変わるよ
泣き虫なくせに 負けず嫌いで
きみは強気ななきうさぎ
あかく瞳をはらして 冬をせきたてる
あおに 囁くのはかぜのはな
そのさきは晴天ばかりじゃないけど
きっと きみがいれば吹雪だって
きらきら輝く魔法になるから
触れてくちづけて きみを温めるよ
たくさん泣いたらすぐに笑って
くるくるまわる ゆきうさぎ
僕の手を引っぱって 春に連れて行く
ほんの わずかなぬくもりだけど
そのちいさなつぼみをあたためて
いつか おおきなはなを咲かせよう
太陽になんてなれないけれど
せめて傍で眠る野良猫でいさせて
あおに 舞い散るのはかぜのはな
閉じ込めて凍りついた花片も
きっと 咲き誇るときがくるから
太陽になんてなれないけれど
触れてくちづけて、きみを温めるよ
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