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無題
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| 作詞 脱兎 |
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突然だけど驚かないでください
こんなこと言うの初めてだから
照れくさかったり、なんか胸の奥がくすぐったかったり
心地良いような悪いような何とも言えなくて
最初で最後になると思うし
思い返せばあの日からもう１７年とちょっと
私は知らないけど"バブル"がはじけたころですか？
秋の始まる頃に私は産まれたの
お母さんとお父さんの子供として
私という存在が産まれるために
二人が出会って互いに意味探しあって愛が芽生えて
その形が出来上がっていく中で温もりを知った
なんだかんだ言ってもいつも心配してくれてて
口うるさくても助けてくれて励ましてくれて
そんなことがあった１７年間には
入学式から卒業式まであるし
運動会だって音楽会だって文化祭だって
二人の顔を見つけられなかった日はなかった
だからここまでやってこれた
いつも迷惑ばかりかけてごめんなさい
心配ばっかさせる子供でごめんなさい
それでも育ててくれて感謝してます
産んでくれてありがとう
普通に考えてみればこんなに広い地球の
日本という国にいてたった一人の人とめぐり合う
なんて奇跡と言ってもいい
お母さんとお父さんの出会いも運命なら
私が二人の子に産まれたのも運命
なんだって思っちゃってもいいよね
子は親を選べない 親も子を選べない
こんな捻くれた愛想のないガキになっても
帰れる場所を作ってくれてるのが嬉しかったり
ホントはもっと頭の良い可愛い子になれたら
期待を裏切るような結果しかないし
信頼を裏切るようなことしたこともあった
でも見捨てないで支えてくれた
だからここまでやってこれた
いつも迷惑ばかりかけてごめんなさい
心配ばっかさせる子供でごめんなさい
それでも育ててくれて感謝してます
産んでくれてありがとう
感謝の言葉は言い足りないくらいで
言葉にも態度にもできない親不孝者
こんな風にしか表せないのが情けない
直接言えないし、手紙も渡せないし
でも心の奥底で誰よりも感謝してる
産んでくれてありがとう
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