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青の世界
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作詞 羽依 |
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雨がすきなの、
あなたはそう私に言いました
涙なのか雨なのか
濡れてしまった顔に
壊れそうな笑顔を浮かべて
間にひとつ傘をさして
あなたの肩が濡れてしまわぬように
鉛の空に映えて輝く
それは見事な黄色の傘でした
深い蒼を宿すその瞳に
惹かれ焦がしてしまう
私がいました
冷えたその手をにぎりしめることさえ
今の私には
儚くて美しすぎた
雨がすきなの、
あなたの声がいちばん優しくなる
涙なのか雨なのか
濡れてしまった顔を
乾かす風に私がなりたいのです
間にひとつ傘をさして
今日は澄んだ真っ青の傘
鉛の空の下そうたたずむあなた
まるでそこだけ晴れているようでした
白む視界のなか 遠くなる音
潤してゆくあたたかい鼓動
滲んで揺れている長い時間の中で
弾け消える雨粒
こぼれ落ちぬように
あなたの全てが光を浴びるように
繋いだこの手は 未来に触れていた
小さな胸に抱え込んでしまわないで
そばにいます いつまでも いつまでも
深い蒼を宿すその瞳に
惹かれ焦がしてしまう
私がいました
冷えたその手をにぎりしめることさえ
今の私には
儚くて美しすぎた
あなたの瞳がよどんでしまわぬように
鳴り響け 届け 私のこの声を
雨が好きならば 虹を差し上げます
愛しています いつまでも いつまでも
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