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コスモス
作詞 霧島綴色
夜空に輝く星を見ようとして 風邪をひきました
うちに帰ろうと急いだら 自転車のカギ落としました
下を見て探し歩いてたら 今度はある星を見落とした

探すのに少し飽きちゃって 星を見上げて歩きました
ココは空気が悪すぎて 一等星以下は見えなくて
僕は少し悲しくなって 神様に向けて泣いたフリをした

「今夜は雨が降りそうです」 天気予報で言ってたけど
今は水不足より大気汚染を心配すべきです
「今夜は星が降りそうです」って言われるくらいの
星に埋め尽くされた夜空を 僕らが死ぬまでにみられるのかな

輝かないあの夢も振り向かない君もこの宇宙の一欠片
枯れてったこの僕もまたいつか輝けるのかな
あの夢は君の中に燃え続ける宇宙が残した走馬灯
消えてったこの僕の夢を輝かせてくれる君はもういない

風邪はまだ治らずに 次第に悪化していくみたいです
うちに帰ろうと急いだら 小石に躓き転びました
真っ暗な道の上に咲いてた何かの花 いい香りがした

凍えるのも忘れました くしゃみをするのも忘れました
立ち上がろうと手を突いたら 冷たいものに触れました
拾い上げて形を確かめたら それは落としたカギでした

「ああ、よかった」って喜んだのも束の間
僕は何かを忘れちゃった 何だっけ?
「ああ、しまった」と悲しんだのも当然で
自転車どこに置いたっけ? どこから歩いてきたんだっけ

抱きしめた君の温もりの正体は君の中に燃える宇宙
鼓動が聞こえた 全身に向けて小さなリズムを打っていた
君が流すあの涙の理由は僕にも全然分からなくて
枯れてった僕も輝いている君の中の宇宙の一欠片

僕の眼は夕焼けを見つめ夜空を見ずにまた朝日を迎えようとする
明日に繋がる今日を大事にね 生きていきたいんだよ

振り向いた君を抱きしめても何も伝わらなくて
君の中の宇宙に僕という星は存在しなくて
輝いたこの僕も枯れ果てた僕も宇宙の一欠片
僕が見落としたあの星は確かに明日の僕を見つめ 流れていったんだ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル コスモス
公開日 2007/07/11
ジャンル ロック
カテゴリ
コメント コスモス。といえば普通はキク科の花を思い浮かべると思いますが、このタイトルのコスモスはもう一つの「秩序を持つ宇宙」という意味です。
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