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音楽
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| 作詞 ツェッペリ |
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昔々ある所に哀れなギタリストが一人
うれそうにもない曲を弾いてました
誰も居ない所で弾いてました
そんな彼にもファンが一人
耳が聞こえないいたいけな少女
彼は何を伝えられたのだろう
目に見える物や耳に入ってくる音
そんなもに価値があるのか
有名なモノや高価なもの
そんなもに意味があるのか
そう哀れなギタリストが歌っていた
少女は何を思ったのだろう
ギタリストはうれる事もなく老いていった
少女も美しい大人になった
相変わらず変な歌を歌っていた
二人で歌っていた
その歌のタイトルはその名も
「音楽」
きっとあなたも好きになる
死は忌むべきような事ではなく
もっと尊ぶべき事
生きるという事は呼吸をする事ではない
きっと命をかけてする事なんだろう
少なくとも俺はそうしてきた
耳が聞こえなくても
目が見えなくても
匂いが分からなくとも
味を感じなくとも
温もりを知らなくとも
生きているなら命をかけろ
死んでしまったら喜ぶべきだ
自殺なんて考えるもんじゃない
こんなに劇的でも映画化はしない
どんなに素敵でもCD化もしない
音楽は商売なんかじゃない
拍手は一人分だけで良い
明日はきっと晴れるだろう
明日はきっと晴れるのだろう
右手がない哀れなギタリストと
耳が聞こえないいたいけな少女を
知っているのは音楽だけ
この音楽だけなんだ
話はここまでまた明日
きっと晴れるだろう
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