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消えない音
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作詞 トモ |
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泥だらけの白いはずの靴 視線を上げれば無数の足跡
放射状に伸びるそれの上を また足音が重なる
そろそろ疲れただろう ちょっと休もうよ
そこに座ってさ
消えないで 逃げないで
忘れないで 置いてかないで
そんなに焦らなくても 僕らは僕らの音がある
ものすごい速度で 昨日を消して 明日がやってきても
僕らはそれを目印にすればいい
ほどけかけた靴の紐 遠ざかっていく誰かの声
いくつもの景色が消えては また色付いていく
その迷路を休む間もなく 僕らは彷徨った
顔を上げてよ
怖がらないで 焦らないで
強がらないで どうか思い出して
そんなに怯えなくても 僕らは僕らの音があるって事
ほら君の犬も 僕の猫も どんな小さな花でさえも
夜空の星のような 青空の太陽のような
響く鈴の音色のような 自分の音があるって事を
どうあがいたって 僕らは今日を終えて 明日を迎える
そしていつかは 昨日を忘れる
その迷路の中で 消えない音がある
この景色が色や形を変えてしまっても 僕らの中に変わらない音がある
ものすごい速度で 昨日が 明日に消されてしまっても
僕らには僕らの目印がある
消えていく景色に戸惑い迷っても
僕らの中に消すことの出来ない 音がある
どんな時も 微かでも 確かな音
僕らの唄
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