|
|
|
運命の狂想
|
作詞 氷菓 |
|
月夜に降る雨が私を染める
次々と流れる記憶の海
聞こえる風は何処かへ私を誘うよう
遠く燃える炎を見詰めて・・・
信じる事ができない
私はまどろみでずっとさ迷う
触れられない貴方の全てに戸惑う
これが・・・運命なのか・・
踊る炎に揺れて手を伸ばす白い腕
この想いが届いて貴方のもとへ・・・
行きたい
遮られる炎に抱かれる貴方の身体
もう止められない叫びが私から放たれる
行きたい・・・
忘れられないからずっと夢を見る
明日も永遠に記憶に貴方を閉じ込めて
何時か私が運命に逆らえるのなら
来世では貴方に必ず逢う事ができるよ
運命は叫ばれる
儚い悲声を滲ませながら
降り立つ雨にそっと抱かれたなら
空を見て・・・貴方を描く・・・
この世では貴方に逢う事はできない
しばらく考えて冷静になってみる
終幕は呆気なく過ぎ去っていった
一人残されて佇むだけで何もできない・・・
狂い出す
その笑顔も悲しみも全ての感情を
この両手に込めて
私は貴方に逢いに行こうかと考える・・・
|
|
|