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紡ぎ出すということ
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作詞 polca cat. |
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ときどき思うんだ
あと何個の詩(うた)を作れるんだろうって
満足できるものは まだ生まれてこないから
今日も ひとつ紡ぎ出します
12歳になったころ
母にもらった 花柄の便箋とキャンディー缶
悩むことをようやく知った私は
日々感じたことを書き出しては
缶に詰めていきました
つまらない詩もあった
出来そこないの詩もあった
でも どれも私の一部で
小さな成長の軌跡だった。
12歳の身体で感じた すべてだった。
大きくなった私は
相変わらず 詩を書きつづけています
あのキャンディー缶のとなりで
詩と出会えて良かった
心から感謝しているよ
よっつの季節を いつも感じられるのは
心の声に 耳を傾けられるのは
きっと 詩のおかげだから。
いま願うのは
あなたが楽しいとき もっと笑えるような
あなたが寂しいとき ほっと安心できるような
あなたが悲しいとき 素直に涙を流せるような
そんな詩と出会えること。
365日 いくつもの方法で
誰かの大切な ひとつになれるよう
私は今日も詩を紡ぎ出します。
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