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かたつむり
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作詞 かっぱちゃん |
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僕は 誰よりも
進むのが 遅くて
あの人が 一日でやれること
その半分さえ 出来ないのかもしれない
けれど 歩かないといけない
そんな気がしてしまって
当てもなく 進んでいるよ
僕は 手がなくて
何一つ つかむことさえ出来ないのかもしれない
だから 器用に
好きなものを つかんだり
手離したり 出来ない 代わりに
どうにかして
この瞳に 焼きつけていくよ
僕は 素直に
生きれるほど 強くはなくて
冷たい 時間の流れから
この身を 守るために
殻を かぶっていくよ
それでいい
それでいいんだって
心許せる あの人にだけ
向き合える 素直ささえ
忘れずにいられたなら
僕は 名もなき かたつむり
誰が どう見ても
個性もない ただのかたつむり
それでいい
それでいいんだって
きっと
分かってくれない人は
分かってはくれないものだし
受け止めてくれる人は
受け止めてくれるはずだから
見た目は 同じで
個性もない
それは どうしようもないこと
だから 何に対して
泣いたり 笑ったり
出来るかを 覚えていくよ
誰かを 嫌いになったり
誰かを 好きになったり
雨を 好きになってみたりするように
そんな ささいなことを
僕は 個性だって 呼んであげよう
周りと 比べては
落ちたり 浮いたりを 繰り返す
その弱さの 果てに
求める 世界などありはしない
戸惑いながら
それでも
未来は 揺らぎながら
確かに 待っている
遅くても 早くても
確かに 進んでいる
君のことも 僕のことも 待っている
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