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この物語の主人公になりたい
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作詞 創想屋 詩子 |
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僕の中にあるものを
誰かに送ろうと思った
何かいいものないかな
どんなものがいいかな
涙より笑顔の方が良いよね
暗いものより
明るいものの方が良いよね
色々見つかりはしたけど
どれも役に立たないものばかり
あそこで死んでた魂を
僕は気付かないフリしたんだ
それに触れてしまったら
汚いって思われるから
醜さが零れ出ないように
僕はなるべく1人で過ごした
誰かの勘に障らないように
誰かから自分を守るように
自分の為より
誰かの為の方が
良いよね
弱い人より強い人の方が
良いよね
色々君のこと考えてみたけど
そこには僕しか居ないんだ
あそこで1人ぼっちの魂を
僕は居ないものとしたんだ
それに気付いてしまったら
今後は僕が消えてしまうから
伝えないでも伝えたい
ちっぽけな通りすがり
慌ただしい人ごみ
みんな一つの名前で
呼ばれてしまう
自分の中にあるものしか
人に与える事は出来ない
誰かに与えたい筈なのに
本当は僕が欲しいだけ
悲しみより喜びの方が
良いよね
だけど本当は
どっちもあった方が
良いよね
伝えたいでも伝えない
台本にはないセリフだから
名前はあるでも呼ばれない
君も只の通りすがりだから
あそこで迷ってた魂は
自分を1人捨てたんだ
それをなくしてしまったら
どうなるかなんて知らないけど
僕たちお互いの魂は
あの物語の通行人にすぎないけど
元々それぞれの物語の主人公
真っ白なページに
ヒロインを招くのは
ほんの一言 君次第
その手で作っていく物語
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