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一万分の一歩
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作詞 創想屋 詩子 |
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ピンク色が嫌いだ
可愛いらしくって
私なんかにゃ似合わない
いちごが嫌いだ
アイドルの好物みたいで
私なんかにゃ似合わない
丸っこい文字が嫌いだ
いかにも女の子じみてて
なんだかずっと落ち着かない
そうは言ってみたものの
自分に限界を引いていないか
そんなレッテルにのっとり
自分を理解したつもりなのか
行こう
踏み出すのはいつだって始めの一歩
汚れた靴でも傷だらけの素足でも
私の目にはなぜか輝いて見えるよ
どんな不幸が待ってたとしても行こう
頑張れは嫌いだ
お手軽な台詞で
自分はいつも傍観者
可哀想は嫌いだ
そんな同情だけじゃ
結局一人も救えやしない
噂話しは嫌いだ
他人の価値観が混じり合った
情報は私の感受性じゃない
そうは言ってみたものの
誰かをおとしめてはいないか
そんなやるせなさを
受け止めてやれる人に私はなりたい
進もう
悲しみも喜びも時は無情に消していく
これからもっと大きな感情におそわれても
きっといつかの光が私を動かすように
悲しみも喜びも全部抱きしめて進もう
踏み出したのは一万分の一歩
とんでもない場所に行くすべは
そびえ立つ壁を超えるより
足下の小さな石をまたいで行け
その小さな誇りを抱いて行け
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