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独り言
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作詞 蟻蛾 心 |
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「女なんて星の数ほどいるさ」って
呟いた瞬間ダチは不思議そうに言った
「じゃあ星ってどれくらいあんのか知ってる?」
現実味ある言葉言うんじゃないよ
「男は顔じゃないぜ、心なんだ」
自分自身そう信じて告白しようとして
「男は顔だよ、それが無ければ金」
通り過ぎた知らない女が言った
何でだか知らんが現実ばっか聞こえる
まるでそれが当たり前かのように
一体全体何がどうなってるわけなのさ
これっぽっちも分かっちゃいねぇ俺
晴れの日には長靴履いて傘さして
黄色い目で見られるんだろうさ
信じてきたものを全否定されても
生き方までは否定されちゃ困る
「今日の天気は晴れ」と天気予報で
言ってたのに心のどっか雨が降ってる
「外晴れのち中雨」とかほざいて
今日も一日を過ごしてゆく
昨日も雨 明日も雨 10年後も雨?
多分それが当たり前かのように
一切合財全部入れ替え掃除して
心機一転図ってみようとする俺
夏の暑さでも毛布二枚重ねで
一年中お世話されっぱなしです
でたらめでどうでもいい生活に
早くさらばしたいもんなんです
「人間は顔じゃないぜ」 (人間の顔じゃないぜ)
「俺はまだ若いんだ」 (精神年齢だけ)
「いつだって恋できるさ」 (先走って故意で切るさ)
「俺はまだ生きてるんだ!」 (俺はまたイキッてるんだ)
晴れの日には長靴履いて傘さして
黄色い目で見られるんだろうさ
信じてきたものを全否定されても
生き方までは否定されちゃ困る
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