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奇跡(ニンゲン)
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作詞 蟻蛾 心 |
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君は子供の頃に言われた親の言葉
今でもその心は覚えているかい?
温かくただ大切に掌に包まれた
あの時の気持ちまだ持っていますか?
父と母の間に生まれたのに何故?と
君の気持ちを知らずに全て終わってた
温かくただ大切に掌に包まれた
あの時の気持ちはもう冷めたのですか?
震えた声で 「もう全部嫌だ」と
何もかも信じられなくなった心で泣いてた
誰も知らない 君だけの気持ち
抱え込んでまた今日も独りで泣いてた
望まれて産まれてこなければ
こんな悲しい想いはしないのに…
そんな事考えるくらいに君は辛かったんだね
愛はそこらに落ちてるのに 汚いと知ってても
心は何故か愛を求め 悲しみ繰り返す
誰だって後悔したはずなのに また愛を探す
正解とか間違いとか教師が教えるのは
その二つで良し悪しを決め序列を作る
なら父と母の愛は正しかったのですか?
その間にある愛という私は正しいの?
虚ろな眼で 「もう死んでしまいたい」って
飛び交う疑問に答えられない心は閉じこもり
君も知れない 隠してきた思い
押さえつけてまた今日も独りで生きてるの?
望まれて産まれてこなければ
こんな悲しい想いはしないのに…
そんな事考えるくらいに君は辛かったんだね
穢れた自分を忌み嫌い
穢れた世界を忌み嫌った
そんな事考えなければならないくらい君は…
悲しくて哀しくて 寂しくて淋しくて
誰よりも愛を拒んで 誰よりも愛を求め
悲しくて哀しくて 寂しくて淋しくて
誰よりも自分を嫌い 誰よりも自分を嫌えず
何度も手首に当てた 冷たい否定の刃は
世界を拒絶してしまった それ故の過ちだ
望まれたとか 望まれなかったとか
君はそんな事考えれるだけマシと思って欲しい
この世界じゃ望まれても 産まれてこない人がいる
この世界じゃ生きたくても もう生きれない人がいる
この世界じゃ悲しくても 必死で生きている人もいる
"それなのに君は その命を まだいらないって言うかい?"
愛はそこらに落ちてるんじゃなく ただそこで待っている
心はそれを感じて 幸せを引き寄せる
君は確かに愛された証だ それはいつだって言える
心はそれを知ってる 涙がそれを知ってる
誰だって後悔はするけれども また愛を探す
それが人間ってもんです
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