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ユウバナ
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作詞 ライナスラス |
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そこでうずくまってる人 「どうしたんだい?」
「花が折られてしまったの 踏みつけられたの」
僕の眼の前には死ぬ寸前の小さな命
どこかで見たことある 昔の今日 見たことある
どの図鑑にも見ても載ってない 情けない花
永遠なんて願ってた あの頃に似ている色の花
新しい世界を夢見た あの頃の僕を見ているような花
「水をあげてみようよ」と提案 潰れたジョウロで
溢れるくらい水を汲んで たくさん水をあげよう
僕の眼の前には大きな水溜りができてきて
何故か涙が止まらなくて 夢が一緒に零れ落ちて
どのアルバムを見ても載ってない あの日の花
今日がある大切さ あの頃は知るわけもなかった
こんなに夢を持てること あの頃の僕にはありえないほど
綺麗な花でした
まだジョウロは涸れることなく 満たされたまま水を遣る
元気になるわけもなく 笑顔を作るわけでもなく
結果はわかってた
水に埋もれる花 息をしているか?
夢に溺れた僕 ちゃんと聞こえるか?
僕を見ている あの光の声が
永遠なんて願ってた 実はまだ願っている花
新しい世界を創った 実はまだ創り始めたばかりなんだ
昨日があることで 今日の僕らはいるのだから
今日の自分に夢を持てる あの頃の僕にはありえないから
いくら綺麗な花でも 枯らしたくなるんだ
永遠なんてないと知ってた 実は信じたくなかった
僕は今 花を忘れた 僕は今 花を潰した
僕は今 花を枯らした 僕は今 花を愛していた
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