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百年後
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作詞 KIMINOUTA |
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まるで眠ってたみたいに
意識が朦朧としている
瞼の裏に取り憑いた
君にはどうせ解らない事
朝が来るのを覚えて
夜が深くなってまた眠る
例えば目覚めるのが百年後くらい
遠い場所だったりするんだ
手を振ったあの日から
気が遠くなる程の時を越え
巡り逢う為に その呼声に
重ねてしまったのを泣いた
頑張れよと背中を押して
強がりは得意だと笑った
震える掌に取り憑いた
僕にはもう押さえられない
狂ったかの様に暴れれば
世界の見え方が変わったら
失くしたものも戻るのかと
そう信じてたかっただけ
手を振ったその時に
留めておきたっかったものが
静かに離れていくのを
魂を削ってまで視てたのかと
弱いままなら良かったのに
誰よりも強くなろうとした
そんな想いを産んだ事で
幾つの魂を奪ったか
辛いだけなら良かったのに
何故その先を想ったか
瞼の裏に視えるのは
優しさだけでは留められないもの
映像の内に残るのは
外側から視られた体のみ
忘れられたもの達に
あいを あいを
謳を云えば蘇る
今の世界では視えぬもの
別れを飛び越えてもなお
輝きを失くさないもの
留めておきたかったものなんて
手の内には入らないから
目を覚ましたその時に
あいを
あいのうたを
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