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ソプラノ
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作詞 KIMINOUTA |
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ソプラノの悲しい声は
詩にならない消音で奏でる
涙の様な形の愛は
色を付けないで落ちた
灰色の雲を突き抜けて
甲高い歌声に託したか
笑顔の様な形の絶望は
黒く鳴いて落ちた
ソプラノの優しい声は
詩にならない幻聴で奏でる
愛の様な形の涙は
溢れた色に染まった
津波の様な激しさ
耳障りな声だと振り払うのか
絶望の様な形の笑顔は
悲しみの跡を追っていた
手を離して去った頃
風の臭い
甲高い歌声が 歌声が
小さな花を売っていた
涙を流して笑顔を創る
小さな詩を売っていた
笑顔を創って涙した
刀を構え刃を向けて
貴方は世に在れと
血に染まった手を差し出した
冗談は止せと言ったはず
折れた刃付き出して
お前の為に戦った、取り戻して来たぞ、と
涙の様な形の愛は
寂しさ紛れに笑った
愛の様な形の笑顔は
その形を失って唄い続けるだけ
ソプラノの儚い声は
詩にならない悲しみを奏でる
ただ ただ
歌声に託して
生きてる、と
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