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『ただ、心から。』
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作詞 ピロ |
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あの日から1ヶ月。
時間はちょっと経ったけど
何も変わってない気がするね。
「ありがとう」
その言葉に どれほど救われたことだろう
「ごめん」
それが一番ツライこと 知ってて言わなかったの?
いつも
傷つけないように 言葉選んでるね。
優しいんだな、って 何度も思ったよ。
でもね
気遣いするが故に、誰かを傷つけることもあるんだよ。
そうやって 小声で弱音吐くくらいなら
面と向かって言えばいい。
キツイ言葉 投げかけられたからって、
嘆くほど もろくはないわ。
陰で、見えないように、
相手には、分からないように、
透明なふりすることが優しさだと思ってるの?
ばからしいよ。
気持ちを手探りでたぐり寄せようとする私が。
そりゃあ、臆病者の私だけど、
この想いは正真正銘の、一人前なんだよ?
頑張る、って言ったの。
頑張りたいって思ったから。
すべてを懸けるって言ったのも、
生半可な気持ちからじゃないの。
ほら、こんなささいなことで、
一喜一憂するんだよ。
鬱陶しいかもしれないね。
やめてくれって思うかもね。
そんなの知らない。
私の心、操作する権利なんて、
誰にもないんだから。
人の心、動かせるなら、
こんなにも苦しんだりしない。
あれもこれも、求めたりしない。
嫌なところばかりの私を、嫌いにもならないのに。
また思いこみなのかな?
一人で突っ走って、被害妄想してる、
ただの悲劇のヒロインかしら?
そして壁にぶつかって、
心身ともに、崩れてなくなるのかな。
そうなってたまるか。
悔しい。
悔しい。
悔しい。
泣きたくなるほど胸が締まる夜を
幾度と無く過ごしたのに、
ずっと一直線で変わらない心。
頑なで、一度も振り向かない心。
私だけ?
そんなことはないと思うわ。
だけど、
これほど素敵な人をここまで想うのは、
きっと一人だけだと思うわ。
勝負・・・なのかもしれないね。
恋敵とじゃない。
自分自身との・・・でも。
これは、1対1の戦い。
私と、その気持ちの向かう相手との。
“気まずい”
そうなりたくないね、って言ったのに、
そう思わせてしまったの、私なのかな。
そうかもしれない。
それでも
“大好き”
やめられないんだから。
涙の数も、もう数えられないけど、
強くなる。
女の子として・・・人として。
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