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遺言
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作詞 月水 暦 |
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七月の空は高すぎて 僕の心を乾かしてく
君もきっと同じ気持ちで 絶望に潰された
情けなくぽっかり空いた 心の穴を埋めるため
後悔と 作られた明るさを詰めた手紙を
君に 送る
君には届きますか?
僕の声が届きますか?
どこかで呼んでいませんか?
もしそうなら ためらいなく
同じトコに行けるのに
僕にはまだ届いてないよ
でも僕も臆病だから
君の名前が出てくること
違う人でも 怖くなるんだ
あれから声をあげて 泣いてなんかないよ
でもあれから一日でも 君を忘れてないんだよ
「どうして」なんて聞かないから せめてキレイな思い出にさせて
後悔だけ残して 消えないで
寒すぎた夏でした
君のいない夏だから
どこかでフラッと会えませんか
好きなテレビの話でもして
前みたいに 笑い合えたら
君は君の大切な人に
同じ分だけ傷を残して
体の水がなくなるような
そんな気持ちを置いていった
あれから時間が経って 季節は冬になりました
でもあのときの 嫌に静かな部屋の温度は染み付いて
「どうして」なんて聞かないから せめて僕のせいだと言って
曖昧な答えのまま 消えないで
夢でみるような世界が 僕の望んだ未来なら
どうか手をのばして届く距離に居てよ
今 その手を 引くから
あれから声をあげて 泣いてなんかないよ
でもあれから一日でも 君を忘れてないんだよ
「どうして」なんて聞かないから せめてキレイな思い出にさせて
バイバイ サヨナラ
夢の中でしか 会えない人
後悔と 作られた明るさで書いた手紙は
君と一緒に 箱の中
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