|
|
|
Parking
|
作詞 ふぁんとむ |
|
公園に一つ取り残された 錆び付いた青いブランコ
懐かしくなって座ってみた
遠い日の君の思い出 吹く風に躯を預けると鮮やかに
大人になって 自然と周りに妥協するようになって
今に満足していないのは このくたびれた黒いスーツが語ってる
点数主義の社会の中 何時しか僕の笑いは全て造りモノ
溜息衝いても どうにもならないのに また一つ
踏み外した階段は 一段降りるだけかと思えば大間違いで
そんな気持ち紛らわすように
君とよく口ずさんでた思い出の唄
鎖の軋む音に合わせて歌う
たまにはこうして 後戻りするのも悪くない
暖かい空気に包まれて
影を落とし始めた公園で 赤過ぎる夕日に目を奪われ
呆然とした中で思い出した
こんな空を見るとはしゃぐ君の顔 夕焼が紅く映える理由も知らず
時の流れを疑う事もせずに大人になって
何時も転がってた感動も儚く 汚れた空気で一層映える夕焼に君を重ねて
さっき買った缶コーヒーは やけに甘くてしかめた顔
溜息衝いても 何も始まらないのに また一つ
振り返って止まる度 背中を押してくれる記憶の君
なあ君はまだ輝いてるか?
君とよく口ずさんでた思い出の唄
風に乗せて今の君に届ける
たまにはこうして 少し休むのも悪くない
暖かい空気に包まれて
|
|
|