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黒い月
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| 作詞 レイン9999 |
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ボクに残された
時の砂は
掌から零れ落ちて
黄泉の水面に吸い込まれていく
ボクがあなたの心を動かした訳じゃない
あなたのその指先が
ボクの心を動かしたとしても
紡いでも紡いでも
届かない言葉の糸
判ってるんだ
選ぶ糸を掛け違ってるって
愛が深ければ
それだけ遠くなる
もう目を凝らしても見えない
黒い月のように
ボクが欲しがった
場所は何処も
心の傷跡庇（かば）っていて
癒されたがる甘えた場所
ボクがあなたの気持ち揺さぶったはずがない
あなたの送った声が
ボクの気持ち響かせたとしても
解（ほど）いても解（ほど）いても
生まれない言葉の元
理由は有るんだ
熟れない林檎の実のままじゃ
愛が重ければ
それだけ辛くなる
まるで鉛のようで姿のない
黒い月のように
愛が深ければ
それだけ遠くなる
もう目を凝らしても見えない
黒い月のように
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