|
 |
|
強心
|
| 作詞 心菜 |
|
僕がこうしてここまで生きてこれたのは
誰かの支えがなければ成り立たなかった
誰かの慰めや同情や情けや優しさ
誰かの強い心や意志や言葉や愛がなければ
誰一人として この世に生き続けられなかった
「人間は一人では生きられない」
当たり前のことだけどすごく大事なこと
すごく大事なことで片時も忘れちゃいけないこと
それくらい大切なこと
人は 助け合い支え合い救い合い
思い合い愛し合い 人間になる
それを繰り返してここで生きてる
確かに人は愚かで残酷で弱い生き物
でもそれだけが人の全てじゃない
人は 他の動物と違うものを
絶対に手放すことができないものを胸に秘めている
それは時に下劣で 時に癒しで 時に愛しい
それを秘めている人次第で何にでも変わりえるもの
それが「心」 そうだろう？
僕は確かに裏切られてきた
誰かを信じても 信じる度に傷ついてきた
信じることに今も臆病になってしまっているのは
紛れもない事実で 隠しようのない僕の弱さの一つ
だけど
それを抱えながら僕はここで生きてる
傷つけられ ずたずたに壊れた心を秘めながら
何とか立ち直ろうと受け入れようとしている
それってすごく素敵なこと
そしてとっても誇れること そうだろう？
要は 考えようによって
深い傷は 次へ進むための大きな踏み台になり
ずたずたに壊れた心は 誰かの痛みを理解できる鏡になる
皆に同じくらいの痛みの傷が
人の胸に秘めたものに残るわけではないけれど
誰にでもその痛みを容易に理解することはできないけれど
その痛みを希望に変えることはできると思うんだ
次へ進むための階段の一段目にすることはできると思うんだ
大切なのは その傷を受け入れて
僕自身を もちろん相手のことも受け入れて
生きていくことだと 僕は思う
死んだらそこで終わり
死んだ方が負けになるんだよ？
負けず嫌いな僕だから
誤ってもそんな間違いは犯したくないから
この傷のことも相手のことも 受け入れるしかないよね？
挫けてもいい また立ち上がるから
傷ついてもいい 信じれたことを褒めてやるから
涙を流してもいい それは負けでも弱さでもないから
全部が 僕が前に進むための踏み台になるから
これから先 またどんなに人に裏切られようとも
人を信じることをやめるのはよそうと思う
僕には 心から信じたい人がいるから
それが真の強さだと 僕は思うから
|
|
|
