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偽笑み
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| 作詞 心菜 |
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最近僕は作り笑いばかりしているみたいだ
はっきりと気づいたのは最近だけど
もしかしたらずっと前から勘付いていたのかもしれない
気づけば「笑おう」と思っている自分がいて
無意識に頬がひきつっているのがわかった
だから自分自身に問いかけてみた
「なぜそこまでしてお前は笑う？」
その問いに対する自分なりの答えを
頭の中に浮かんできたものをぱっと並べてみただけで
答えという答えはたくさんあった
作り笑顔がうまくなりたいわけじゃない
つまらないときは我侭だけどすねていたい
嫌なことがあったときは思いっきり泣きたい
ひどいことされたら耐えずに怒り狂いたい
なのに
気づけば「それでも笑おう」と思って
無意識に頬をひきつらせてしまうのが僕みたいだ
「もうちょっと自分を出した方がいいんじゃない？」
「いつか耐えられなくなって爆発してしまうよ？」
「無理してまで笑う必要なんてないよ？」
いつの日かある人に言われた言葉は
幾度となく僕の心を揺さぶり 惑わす
僕だって自分を出したいよ
いつか爆発するだろうとは思うけど
自分自身を誰かに曝け出す勇気なんて
僕にはない
そう つまり僕は「臆病者」さ
いつか
僕が僕のすべてを曝け出せるような人に出会えたとして
その人が「笑わなくていい」と言ってくれたら
きっと僕は笑わないだろう
いつか
僕が僕のすべてを曝け出せるような人に出会えたとして
その人が「笑っていなさい」と言ったならば
きっと僕は笑うだろう
いつか いつか いつか･･･
そうやって先のことばかり考えて
今というこの瞬間に何をしようかと考えもしないのなら
その「いつか」が「今」になったときだって
何もできない 何も変わらない
つまり
先のことばかり見て
今というこの瞬間に何もしなければ
意味がないということ
過去より今 未来より今
今が変われば辛かった過去も思い出に変わりえるんだ
そう思える自分になれたなら未来も変わるんだ
変わりたい
もっと芯の強くて
自己をさらけ出せるような僕に
変わってみせる
偽笑みが似合う僕じゃなくて
心からの笑みが似合う僕に
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