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空人
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作詞 心菜 |
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風に逆らって 想いをふみしめるように
一回一回 精一杯の力をこめて進む
重いものでいっぱいになるまで たくさんつめて
ゆっくりと 進んでいく
重すぎて 途中で転んだときもあった
頑張りすぎて 疲れたときもあった
目の前に広がる道が どこまでも続いているから
終わりが見えなくて 出口がわからなくて
声を殺して 泣いたときもあった
そんなとき 上を見ると
そこにはいつも 空があった
自転車に いろんなものをつめて 抱えて
言葉にしがたい 何ともいえない感情に包まれた私を
その感情も 抱えてきた重い荷物も
それごとすべて包んで 抱いてくれたね
私の日常や 他人の態度がどう変わろうとも
あなただけは 空だけは 変わらずそこにあったから
いつも安心して私は 重い荷物を持てるだけつめてきたんだよ
動けなくなるほどつめても
見上げた場所には 必ずあなたがいるから 空がいるから
それごとすべて抱いてくれると 信じてるからなんだよ
いろんな想いを交差させながら
重い荷物をのせて 進んでいく自転車
そこから見える空はいつも
青くて 大きくて 深かったから
手をのばしても届かないところにあなたはいるけど
それすらも忘れさせてしまうような 不思議な感情にも包まれて
思わず手をのばしてしまうんだ
できることなら あなたの中に飛びこんで
ずっとずっと そばにいたいよ
空ってなんか あの人みたい
大きくて 深くて 広くて
私のすべてを受け入れてくれる
だから空を見てるとね
無性に あの人に逢いたくなるの
自転車から見える空は あの人のようで
見上げるだけで いままで私を取り巻いていた不安や恐怖を取り除いてくれる
そんな かけがえのない存在
あの人 空
空人
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