|
|
|
その手を
|
作詞 シュウ |
|
赤く染まった空を見つめる
屋上に寝転がったボクの右手にはもうなにもない
そのぬくもり、感触、ちゃんと覚えてる
でも今ボクの掌を冷たい風がなぜた
もう触れることはできない
もう感じることはできない
かつてはそこにあったぬくもりを、感触を
確かめるように手を開いたり閉じたり
分かっていた
目を閉じてみる
ボクの右手には君の左手、ボクの横には懐かしい顔
目を閉じて眠るようにほほえむ君がいた
目の奥が熱い、目が開けられない
開けてしまえば崩れてしまう
それでもボクは目を開ける
わかっているから
薄く開いた目からこぼれ落ちる
何故つかめなかったのだろうか
君の左手を
|
|
|