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カレー鍋が泣いている
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作詞 Z−WINE |
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我ながら自信作だったんだぜ
美味しくできたと思ったのに
喜んでくれると思ったのに
もう作ってやらねーぞ
出掛けに君は言ったよね?今日俺が休日だから
「晩御飯冷蔵庫にあるもの使って何か作って」と
たしかにそうおっしゃいましたよね?
で冷蔵庫に入ってたのは
大根と白菜とネギと豚肉としいたけ
そしてカレーパウダー
だからパッと閃いて今ブームってる
「カレー鍋」にしたんだぜ
大根剥いて白菜切ってネギ刻んで
肉を炒めてしいたけ戻して灰汁(あく)も取って
隠し味でワインも垂らして
豆腐が無いから買ってきて
我ながら自信作だったんだぜ
美味しくできたと思ったのに
喜んでくれると思ったのに
だのに
君は不機嫌そうに
「これならカレーが食べたかった」って
ちょwwおまww
これもアレンジした「カレー」じゃんよ
えっ?
「カレー」は「カレーライス」だけ?
なんじゃそりゃあ!
その固定観念なんとかしろよっ!
それじゃ言わせていただきますけどねっ
カレーに大根入れるか?
ネギ入れるか?
白菜入れるかっ?
(豚肉はおいといて)
しいたけだって入れてるんだぜ?
「鍋」にするしかねーじゃんかよおおおっ!
ああこんなことなら
「キムチ鍋」にすればよかった
我ながら自信作だったんだぜ
美味しくできたと思ったのに
喜んでくれると思ったのに
もう絶対作ってやらねーぞ
今度はシチュー鍋に挑戦だ
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