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君
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作詞 human |
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手がかじかむと 君は僕に言う
それを口実に 僕の手を取る
あんまり変わらないね と言いながら
寒いわけだ、見上げれば 雪が降っている
まるで雪のように 美しいと
ずいぶんと甘い 台詞が浮かんだ
僕にはとても 似合わないと
そっとつぶやいて 胸に隠した
でもね
雪はいつか解けてしまう
いつか僕の前からいなくなるの
じゃあ解けない雪 ってことにしよう
でもそんなの どこにあるんだろう
多分どこにも無い 誰も知らない
どこにも無いけど ここにあるよ
まるで今 君のことばかり
考えてしまっている この思いは
花のように 過ごした月日が
育ててゆくんだねと 納得したよ
この花はいつか 大きくなって
背丈も宇宙へと はみ出してゆく
そしていつか眩しすぎる 花が咲き
種をつけて 命が出来るんだ
でもね
花はいつか枯れてしまう
新しい花の 栄養になるのかな
花はいつか 折れるかもしれない
伸びるのを やめてしまうかもしれない
怖いなぁ 嫌だなぁ この花以外要らないから
勝手に考えて 勝手に泣いてるよ
じゃあ朽ちない花 ってことにしよう
育ちすぎても 枯れない 折れないよ
そしていつか 僕らだけの
大きな種を 涙のように産み落とすよ
でもそんなの どこにあるんだろう
多分どこにも無い 誰も知らない
どこにも無いんだ ここにしかないよ
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