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「扇」
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作詞 てぃーてぃー |
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過去のことを忘れようとしても
心の底に自分は沈んでいて
掬おうにも粒は零れる
時計の針を追いかけて
南から西そして北を指す
日の出に歩こうか
此処から足跡にもならない足跡を
消しに行くことは出来ない
歩きながら爪先の向く先を変えてみよう
ボタンを一つ一つ留めていき
白に包まれたこの身体じゅう
色はなくとも汗で染める
この手で何か出来るなら
感覚の世界で生きるまで
皮ふで知り尽くそう
明日のような未来にも遠い未来にも
何か残しているように
土踏まずまでもが残るように 消えないように
少しずつ大きくなっていた足跡を
消しに行くことは出来ない
そしてこれからも忘れられない季節を過ごす
此処から足跡にもならない足跡を
消しに行くことは出来ない
歩きながら爪先の向く先を変えてみよう
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