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責任転嫁
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作詞 雨弓 |
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少し濁った夜空にいたから
僕の存在を主張するのに必死だった
誰か気付いてくれよ
僕はここにいるんだよ
太陽が大嫌いだった
僕の存在を消し去ってしまうから
ずっと真っ暗ならば
僕を誰かが見つけてくれたかもしれない
そして僕は
「太陽のせいで存在を認めてもらえないんだ」
と呟いた
少し明るい空にいたから
僕の存在を主張するのに必死だった
自分より美しいものを憎んで
僕の光は届かぬままと
やっと僕を見つけてくれた 一人のニンゲン
彼は僕にすてきな名前をつけてくれた
名前をもらったからたくさんの人に気付いてもらえた
この光もきっと誰かに届いた
とても澄んだ夜空にいたから
僕の存在を彼が見つけてくれた
見える光は弱く 存在を否定されたって
たった一人 彼だけは僕を認めてくれた
とても澄んだ夜空で輝けたから
僕は地球の悲しさを知った
照らされたくて気付けなかった人工的な光が
僕に気付いてくれと悲鳴をあげていた
そして僕に
「お前のせいで存在を認めてもらえないんだ」
と言った
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