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枯花
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作詞 TA9 |
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12月の冬空の下 やっと見つけた花の種
花は咲くのか?と 大切に育てた
いつも種の事ばかり考えて
いつ咲くのかと胸が高鳴った
月日が経つにつれ 芽が出て蕾になった
太陽の光の中 水(キモチ)を注いだ
3月の終わり春先 世界で1輪の花が咲いた
なによりも愛おしい花 なによりも大切な花
見事に咲いた僕だけの花 枯れないように水(アイ)を注いだよ
枯れないように支えてみせると 世界で一輪の愛おしい花よ・・・
8月の夏空の下 やっと咲いた美しき花
しおれるのか?と 僕が太陽の影になった
どこでも花の事ばかり考えて
いつ枯れるのかと不安になる
花の美しさに いつまでも心奪われて
花の香りに すべてが癒された
だからありったけの水(ジブン)を注いだ
世界で一輪の愛する花に
なによりも愛おしい花 なによりも大切な花
色々な表情を魅せる花 何も言わずいつも咲いていたね
なにも言わずいつも僕を支えてくれてた 世界で一輪の大切な花よ・・・
年月が経つにつれ 花が咲いている事に
僕が甘えていた 冬空の寒い中 花はしおれていた
1月の始まり真冬 世界で一輪の花が枯れた
なによりも愛おしい花 なによりも愛する花よ
理不尽に枯れ果てた花 花の悪いところは無かった
僕の悪いところしか見えてこなかった 世界で一輪のかけがえのない花よ・・・
僕はなんてちっぽけな人間で 気付いた時には手遅れで
行き場のないキモチが彷徨うだけ
また繰り返し花を枯らすだろう もう咲くことのない愛する花よ
ならば花なんていらない どれだけアイを注ごうとも
所詮は枯れる花 ならば種から枯れてしまえばいい
僕を狂わす一輪の花よ・・・
思い出にできない僕 過去にできてしまう花
1%も無い希望の中
幸せだった花咲く場所へ
そこだけにしかない僕の居場所へ
世界で一輪の最後の花よ・・・
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