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夜
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作詞 霙 |
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踏み切りにさしかかるこの脚を
引き止めるような声がした
その声が聴こえない振りをして
けたたましい音に溶け込んだ
あなたはずっと守ってくれると言うけど
自分の心すら簡単に揺らぐから
信じられずに デタラメにあなたを愛した
いつしか疲れて誰かの言葉に身を委ねた
いつから言葉を放棄した?
悩みも気付けば消えていた
こうやってわたしたち 幸せを手にしていく
聴こえない振りをしたはずの声が
侵すように絡みついた
何度振り払ったら 解き放たれる?
・・・いっそこの耳を劈いて欲しい
どんなに私を愛していると言っても
お互いに夢を見ている限りは
うたかたに消えないと言い切れる?信じさせて?
なんだか面倒で誰かの言葉に身を委ねた
この目が汚れる 腐っていく
あぁ こんな空っぽなわたしで
その背中に追いつけるはずも 無いのに
耳元で囁いてあげるから忘れさせて
ほんの一時でいい 引き剥がして
巡る血液が 泡立つのを待って
夜に 溶かして
なんだか面倒で誰かの言葉に身を委ねた
この目が汚れる 腐っていく
あぁ ・・・空っぽなわたしで
その背中に追いつけるはずも 無いのに
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