|
|
|
呼吸
|
作詞 霙 |
|
何かと引き換えに愛して貰えると思った
あなたのために生きていれば愛してもらえると
盲信したくだらないルールは
あなたの吐く息に、溶けた
動き始める街の雑踏が
耳の奥で何度もリピートする
空ろなわたしに注ぐ密は
もう此処には無いと知っているのに
壊して欲しいよ
あなたの手で わたしを
この箱庭から連れ立って
何も無くても良いと
今はただ、やさしく笑って欲しい
持てるカードはあまりにも少なすぎて
傷つかない選択肢は見つからないまま
温くなった口付けに憎悪する
わたしの吐く息は、溶けた
動かずにいるわたしの時計が
あなたの呼吸を奪っていく
わたしの求めている贖罪を
もうあなたは使い果たしてしまった
沈めて欲しいよ
あなたの頬が やさしく
染まっていく夕日の中で
叶うならもう一度
強く、優しく 抱きしめて欲しい
明日になるまで
あなたが帰るまで
この鼓動が尽きるまで
どうか消えないで
一人にしないで
光を遮らないで
壊して欲しいよ
あなたの手で わたしを
この箱庭から連れ立って
何も無くても良いと
今はただ、やさしく笑って欲しい
沈めて欲しいよ
あなたの頬が やさしく
染まっていく夕日の中で
叶うならもう一度
強く、優しく 抱きしめて欲しい
|
|
|