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色敷-iroziki-
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作詞 ma-bow |
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独りでいつも迷ってたんだ
真っ白なキャンバスの上で
自分勝手な絵の具が飛んでくる
ただひたすら避けてたんだ
他の色はあてにしない
少し付いただけで
シミになって俺より目立つ
俺は白だから
「一生を共に行こう」
俺じゃなく俺の口がいったんだ
見事にかかってしまった
他の色に染まってしまった
少し拭いただけではとれるわけでもなく
でもただ拭きつづけたんだ
拭くのも飽きたところで
この色にも慣れてきた
それと白とで半分づつとはいかないが
絵の具は相変わらず飛んでくるが
俺には飛んでこないし
独りで迷うことも無くなった
「魔がさしただけ」
投げやりないい訳は増えてしまった
自分からかかりにいってしまっていた
他の色と混ざってしまった
うまく拭くコツも分かったから
拭き続けることは忘れてしまった
汚い色になってしまった
二色でよかった、俺の色なんて
三色になれば汚くなる
分かっていた
でも・・・
君の色だけは一度拭いたから
覚えていたんだ
君は、あの夜に散った俺の夢だから
醒めないようにずっと眠っていたから
もう一つ夢を魅てしまっていたから・・・
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