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ある日自転車で君と
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作詞 澪 |
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今日は君との初デート、部活の後に自転車こぐ。
初デートが制服なんて何かちょっと味気ない・・・
だけど君は徒歩通だから必然的に2人乗り。
コレはちょっと得した感じ
ぁれでもちょっと待て、何で自分が前なんだ?
おかしくないか?と君を見る
ま、お前の方が男らしいんだから(笑)
笑顔でさらっと君が言うから、あぁそっか。と納得しかける。
ってちょっと待てマテやっぱ変でしょその理由!
男らしいとか違うから!!
確かに体重はコッチの方がちょっと・・・ホントにちょっとアレだけど・・・
ソレは君が細いからだし・・・自分は標準だし・・・・
ブツブツ言いながらも素直に自転車をこぎ続ける自分。
やるせねぇ・・・・・(泣)
うちのガッコは辺鄙な場所にあるから町まで行くのは一苦労
その間ずっと自転車こいで
背中に君のぬくもり感じる。
君の背中に抱きつく方が好きだけど、
コレはコレで結構いいかもしれない・・・
疲れた分だけ感じる君の重みは、普通の男子より全然軽い。
会話があるわけでもないけれど、君と一緒に風を切るのは気持ちいい。
考えてみたら、君が前に乗っていたらこの風は感じられなかったかもね。
長い道のりを超えて、やっと目的地に着いたとき
自分はもぉヘトヘトで。
大丈夫?って笑う君が恨めしくって愛しくて。
帰りはオレがこぐからさ、そう言う君に笑顔で頷いた。
自転車で君と過ぎた道のりは、いつもよりずっと長く遠く感じた。
だけどその分君を、いつもよりもずっとずっと近くに感じられた。
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