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光なき旅路
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作詞 憂姫之城 |
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月のない夜に
船を浮かべて
沼を行くような
不確かな日々に
絡み付くように
質量(おもさ)を増していく
この暗闇で
前は見えなくとも
背中に感じる
たった1つだけ
揺るぎない存在(もの)
進むべき彼方を
呼吸の仕方を
いつも教えてくれる
その体温が その眼差しが
今の私を動かす
帰り道のない
長い旅路を 行きましょう
溢れだすものを
塞き止めるように
その傷口に
誓いを突き立てた
拙いながらに
練り上げた刃に
どうか触れないで
いつかこの傷が腐り果て
私を呑み込むその時には
どうか掬い上げてね
私の魂(かけら)を
その指先で
貴方の紡いだ暗闇だけが
今の私の居場所だから
凍てつく風にも
止まない雨にも
さぁ漕ぎ出そう
その囁きが その約束が
今の私を動かす
帰り道のない 短い命を
さぁ生きましょう
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