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万灯会の日に
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作詞 小山 景司 |
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キョウチク桃の 咲く道を
娘の手を引き 帰って来たんや
万灯会の日に 夕日の西門
ハラハラと霧雨が 降ってた
三年前の夜 あの人ふらりと
出て行って 鉄砲玉に
なってしもてん
ヤサグレ者(もん)は あかんよと
母さんが言ってた 蒸し暑い夜
万灯会の日に 兄さんみたいと
蝉さえも焦がれては 鳴いてた
あんたのアパートで 私は抱かれて
そのまんま 鉄砲玉に
なってしもてん
口縄坂の 道近く
出会った思い出 消え落ちてゆく
万灯会の夜 あんたの名前を
ローソクに堪忍と 書きつけ
約束どうりにね 堅気の暮らしに
戻っては 鉄砲玉を
捨ててしもてん
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