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オノレ
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| 作詞 橙 ヨシヒコ |
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お風呂あがりで暑くて 僕は
扇風機のスイッチを入れた
回らなくてもいい首が回り始める
こんな時､どうしてイラつくんだろう
思い返せば ゆうべは寝苦しくて
扇風機をつけていたんだっけ
微風で首を回しながら眠った
犯人は 他でもない自分だったんだ
お前まで俺をバカにするのか､と
家電に向かってののしった
お風呂に入ってもサッパリしない
そんな自分がイヤになる夜
車のエンジンをかけると同時に
カーステレオが爆音で歌い出す
これまた自分の仕業なのに
そんなこと そっちのけでイラついた
ムシャクシャしていた仕事帰り
声を張り上げて歌った
うまくいかない現実に嫌気がさす
やり場のない怒りが込み上げる
天に向かってツバを吐きかけるように
自分で自分をおとしめている
バカなことは考えちゃいけない
人知れず泣いてしまいそうな朝
のっぴきならない衝動に
悪魔にとりつかれそうになっても
肩を揺さぶって 正気に戻して
叱ってくれる誰かはいるかい
ついていない自分を世の中のせいにして
とりかえしのつかない蛮行に及ぶ
バカなことは考えちゃいけない
バカなことは考えちゃいけない
泣いてしまいそうなら泣いてしまえ
それでいくらかマシになるだろう
生きているなら生きるしかない
わななく手を握りしめて
自分自身に負けちゃいけない
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