|
|
|
7曲目の記憶と共に
|
作詞 橙 ヨシヒコ |
|
学生のころに 友達に
貸してもらったCDに
収録されていた曲のことを
ふっと思い出したんだ
1991年に
リリースされたアルバムの
7曲目に入っていて
僕の心に刺さった
お目当ての曲よりも
印象が強くて
20年以上 経った 今でも
心に残っている
歌はいつもすばらしい
あの頃に立ち戻らせてくれる
僕も 形はなんであれ
なにかを残したい
遠出の帰りに立ち寄った
古本屋で思い立って
CDのコーナーで探したら
待っていたようにあったんだ
びっくりするほど安くなって
ジャケットの写真が若くって
時の流れを感じさせる
僕も年を取ったもんだ
迷わず買った僕は
さっそく聴きながら帰った
時折 口ずさみながら
7曲目を待った
大ヒットした3曲目
十代の後輩は知らないと言う
無理もない話だ
まだ生まれてもいない
朧気な記憶は正しかった
聴いたら やっぱり 切ない歌だった
若造だった僕の心に響いた
若造とはいっても
基本はそれほど成長しちゃいない
あのころの方が純粋だったよ
歌はいつもすばらしい
あのころに立ち戻らせてくれる
僕も形はなんであれ
なにかを残したい
余韻に浸りながら
ハンドル握る手に力を込めた
あのころの僕が在ったからこそ
今の僕がいる
歌はいつもすばらしい
あのころに立ち戻らせてくれる
僕も形はなんであれ
なにかを残したい
|
|
|