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僕視点から君視点
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作詞 に |
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覚えてる?
子供の頃宿題を家においてきて
君が焦った僕に言ったんだ
「一緒に取りに帰ろ」って
「実はね私もなんだ」って
君は言ったんだ
でも僕は知っていた
君ができましたシールをもらっていたって
明日からは本気で生きるので
明後日からは真面目に頑張るので
未来に宿題を残してきた
そのつけが今になってまわってきたようだ
夏休みの最初に片付けてしまいたくても
夏休みがなければ区切りがつかないし
誘ってくれる君がいないんじゃなぁ
笑い飛ばしてくれる君がいないんじゃなぁ
覚えてる。
「僕は君に相応しくないんだ」って
投げつけた言葉
君の表情曇り出して
おもむろに開いたメールボックス
君の言葉が映し出されて
「またね」
その一言だけが
僕の居場所を決めてしまった
ここにいちゃいけないって
いるべきは君の隣で
君の笑う顔をもう一度見なくちゃいけないって
僕ができないと決めつけたのは僕
君ができると決めつけたのも僕
僕がここにいる意味を決めつけたのも僕だから
僕が踏み出さなくちゃ
「ねぇさっきはごめん」
「僕は君の気持ち分かってなかった」
「僕が君に合うじゃなくて」
「君が僕に合ってたんだ」
「君をもう泣かせない」
「あんな話は今日でゴミ箱行きだ」
「だから」
だから
思うままに言い放った
君の掠れた受話器ごしの声
「後先考えないの君の悪い癖」
インターホンの音が聞こえた
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