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夜ふかし
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作詞 ゆー |
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しんとする内の方
鼓動だけが響く
整然と並べられた
文字列の始まり
ひらがなの優しさは
音になって響く
ここではない何処かへと
深く落ちほどける
ページめくる音いつの間にか
消えて代わりに
くるまった手もとだけ灯せば
君の呼吸が
小さな生き物のよう魂を吸われ
静かな静かな冒険の始まり
綴る言葉で僕たちを連れて行って
手をつなぐように
創られた幸せは
願いのようだなと
閉じていた栓の奥で
不意に溢れていく
伝い打つ冷たさが
頬に触れて気付く
消えていた自我に触れて
ふっと夜に気付く
ページめくるめくいつの間にか
消えて代わりに
眠かったはずの目の奥まで
君の世界が
震える生き物のよう魂の底へ
静かな確かな冒険のおしまい
紡ぐ言葉で僕たちを連れて行って
手をつなぐように
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