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春の嵐
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作詞 ゆー |
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君が開いたドアから雨の予感
風に舞った砂ぼこりは湿度で落ちた
重い雨雲のカーテンは幾重にも重なって
あらかじめ倒された看板が
不安そうに空を仰いでる
これから春に成るための
強い風が吹く
これからの君に成るため
強い風が吹く
そしらぬ顔で君は出ていく
僕を残して
傘も持たずに
心配くらいさせておくれよ
いつの間にそんなに強くなったの?
いつまでも守っていたかった
嵐が来るよ
まだ行かないで
募る思いが言葉を止めて
いつもより長く手を降った
君が出ていくドアから雨の予感
風に舞う長い髪で顔が良く見えない
横顔は少し微笑んで背中は希望に伸び
今日もまた頬に触れるこの手を
そっと握り返してくれたね
これから春に成るための
強い風が吹く
これからの君に成るため
強い風が吹く
知らない顔で君は出ていく
僕を残して
傘は持ってよ
心配くらいさせておくれよ
楽して楽しく生きておくれよ
怪我するほどには傷つかないで
嵐が来るよ
まだ行かないで
募る思いは言葉にしない
いつまでも長く手を降った
心配くらいさせておくれよ
これでも信じて見送るんだよ
いつでも変われず待っているよ
嵐が来るよ
まだ行かないで
募る思いを言葉に込めよう
「気を付けて」ずっと手を降った
これから春に成るための
強い風が吹く
これからの君に成るため
強い風が吹く
傘はきっと意味がないよね
君は笑って
傘を受け取る
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