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ナイフと縄
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作詞 kiddy |
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一番
ねぇ、君は今どこで何してるの
なんて自問自答繰り返す夜
何度も同じ朝を繰り返すたびに
扉の開け方を忘れていったんだ
夕方の公園を思い出す
諦めた逆上がりはきっと
今もまだできないままだな
あのブランコはいつも誰かが漕いでたっけか
滑り台はいつも順番待ち
砂場が僕の場所だった。
いつだって孤独だった僕は臆病で
諦めてばっかりの人生にうんざりだ
空っぽの僕に下された選択肢
握りしめるのはナイフか
それとも首くくる縄か
二番
ねぇ君は今どこでなにをしているの
なんて昔の友人からのメール
何度も同じ夜を繰り返してたのに
言葉の発し方を思い出したんだ
こいつとの思い出が蘇る
借りたファミコンソフトはきっと
今もまだ押入れの中だな。
好きだった子が昔いたっけな
教室ではいつもノートが友達
絵を描くことが好きだった
いつだって孤独だった僕は泣き虫で
転んでばかりの人生にうんざりだ
空っぽの僕に差し出されたその手が
握りしめるのはコーラと
十円ガムのハズレくじ
昔話に夢中になってた
辛いこともあったよな
でも
思えば楽しいこともあったんだ
簡単なことに気付かされた
何年かぶりかの
「会えてよかった。ありがとう」
三番
いつだって孤独じゃなかった僕は臆病で
慰められてばっかりの人生におさらばだ
空っぽの僕に下された選択肢
握りしめるのはナイフか
それとも首くくる縄か
いつだって孤独だった僕は臆病で
空っぽの僕に差し出されたその手が
握りしめたナイフが
僕の縄を切ったんだ
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